ランクルスの墓場~今pokerikadaiで一番流行っているカードゲームについて~part3

リアフレから「早く記事を書け」と煽られてしまったので初投稿です。


この記事が最終回です。

最終回の今回はオギノで使えるテクニック集がメインとなりますがひとまずいきなりこの記事から読み始めた方のために簡単なルールを説明しなおしておきます。

・12(オギノ)を場に出した瞬間即負け
・純粋な12(オギノ)を4枚まとめて出すとオギノレインボーで大富豪となる。
・役札による上がりはすべて禁止。上がれるカードは3.4.6.13.1の五種類のみ。(革命時は3→2)

こんな感じです。細かいのは前の記事を見てね!(リンクをつける技術はありません)
ではいきましょう。
ここでは5人プレイのオギノを想定しています(推奨4~6人、お勧め5人)

大富豪になったときの戦法

なんでこっちが先なのかといいますと、書くことが少ないからです。

お祈り

まず、お祈りをして手札にjokerを一枚は入れましょう。あった方が強いです。(実はjoker2枚入れがオギノ公式ルール)

大貧民への返却

そして大貧民に返却するカードですがここで安易な12(オギノ)渡しは悪手になることがあります。手札と相談してできるなら1枚は自分で10捨てできるようにしておきましょう。大富豪が勝つための条件は・一番に上がること・オギノレインボーが成立しないこと の二点です。
自分で処理できるならできるに越したことはありませんね。
また返却カードとしての5,9は大貧民の場所が自分の前後の場合、手番を飛ばされてしまうのでやめた方が無難でしょう。

カードを出す流れ、順番

カードを出す流れですが、できれば一度に出し切れるような他人の入り込む余地のないソリティアが理想です。できればです。10枚ちょいの手札を一度で処理しきるのはよほどうまくないとできませんが6枚くらいならいけませんか?例えば22、789(シークエンス+1枚渡し)で6枚処理可能です。あがりはできる限り多い手札から向かうのが上がりやすいです。

弱いとき

jokerがない、あからさまに弱いときの作戦です。まず、なりふり構ってられません。何も考えずに大貧民に12(オギノ)を返却していきます。また、7,10も早めに使用し12(オギノ)の処理でなく他の数字の処理に回します。速攻をかけます。少なくなったタイミングで12(オギノ)が回ってくると死んでしまいますがそういう時は潔く死にましょう。

ダメなとき

なんだこの枠は…たまげたなぁ…
本当にどうしようもないときは、一応戦うか、「大貧民に強いカードを渡して12(オギノ)を囲い込んで死ぬ」とかいうクソ戦法も存在します。勝ちすぎて辛い方へといった感じ。


大富豪を殺すための戦法

こっちが本題です。通常プレイとはちがう戦略を感じ取ってくれれば幸いです。

5 の使い方

役札1つ1つ解説しますマジ?がんばりましょう。5のメインの使い方は「大富豪、(富豪)を飛ばす」です。大富豪に手番が回らなければソリティアを始めることはできません。3枚あっても分けて使うまであります。
これは通常ルールでも使えうる話ですが4人なら2枚、3人なら3枚で自分の手番に着地し手番を得ることができます。

7 の使い方

7のメインの使い方は当然ですが「12(オギノ)のなげつけ」ですね。手札を減らすためにも使えます。即死カードである12(オギノ)を渡せるのはこのカードのみです。が、使うのは序盤での使用は避けるべきだと考えます。
開幕7渡し「よろしくニキー!(12渡し)」開幕10捨て「@12(オギノ)さよなら…」が起こりがちです。10のカウンティングをしっかりして中盤以降に渡すのがうまいプレイングです。また、大富豪の早上がりを許したとしても残りの4人で(大富豪の都落ちなら3人)オギノレインボーをそろえることも狙いの一つになります。

8 の使い方

一番説明することが少ないです。手番をとることが仕事です。相手の手札枚数が4を下回るようなら8切って上がりをさすがに警戒しましょうね。

9 の使い方

実はオギノ制作委員会が一番最後に追加した役札が彼です。メインの使い方は「大富豪の直前で流れを反転する」ですが、二番目の使い方が存在します。「手番をとったら負けの時に相手に手番を譲る」です。簡単に説明すると、A、自分、Bの三人が残りで順番はこの通りとし、自分とBはオギノ死が確定している状況を仮定します。このままだとAは上がり、自分の手番となります。(オギノは即流し)自分は何かを出すしかありませんが、Bはもうカードを出しません(戦略的パス)。こうなると、オギノ死が確定なので、負けです。しかし、Aが上がる前にどこかで9を出せれば、手番はBなので、逆に勝ちとなります。また、「大富豪に7渡しで12(オギノ)を渡すために逆転させる」など、実は使い所さんは豊富です。

10 の使い方

説明、要りますかね?12(オギノ)を処理できる唯一のカードです。7と並んでカウンティングをしっかりすることが求められ、大富豪が10使ったのを見たので12(オギノ)なげつけますねみたいなことができると強いんじゃない?

11 の使い方

イレブンバックです。小革命きもちーね!このゲームにおける単騎で上がれるカードでは1が最強ですが、11読みで3単騎を決めるともう気が狂うほど気持ちええんじゃ。

12 の使い方

ほ ん へ 単純に見れば出したら死ぬカード。このカード単体での使い方は、ズバリ「自殺」です。自殺すると手番が流れます。流れることに意味があります。流すタイミングで一番わかりやすいタイミングは、「ある程度手札の減った大富豪が単体での7,10を出した瞬間」です。この瞬間が一番大富豪に12(オギノ)の処理札がなく、またここを逃すとほぼ確実にあとはソリティアです。すでに死亡が確定しているいやがらせおじさんは積極的に狙っていきましょう。
オギノレインボーを狙うときは各手番プレイヤーの行動(オギノ死が確定しているプレイヤーは妨害メインか、パス多め)と、順位から(貧民、大貧民にはオギノが固まる傾向にある)オギノがどこにあるかをざっくり把握します。そしてどうにかして誰かにオギノを集めて勝ち!

オギノ死が確定しているとき

まずですが、意味のない自殺はやめてください!ゲームがしらけがちです。開幕でなぜ大富豪の負け筋であるオギノレインボーを初手で消すのか、コレガワカラナイ。
オギノ死確定の時、一つでも上の順位を目指すなら、・大富豪を都落ちさせる・自分以外の人間がオギノ死、反則上がりするのを待つ の二パターンです。後者を望むよりは積極的に大富豪を殺しに行く方がゲームとして面白いのでそちらをお勧めです。大富豪の妨害なら何でもやりましょう。・富豪たちに対して明らかに甘いカードを出す・大富豪に手番を回さない・速攻を仕掛けて単騎になるだけなる(大富豪の焦りを誘う)など、やることはいっぱいあります。初回については…ナオキです…

最後に

大富豪(ゲーム名)と比べた場合、大富豪の移り変わりが多くワンマンゲームにはなりにくいです。また、12(オギノ)の処理カードで上がるのは反則上がり、さらにそれは手番をとれるほど強くないとあって大富豪の悩みの種となります。正直、このゲームをやりこんだ僕は大富豪(ゲーム名)よりゲーム性があると思っています。
クソルールの皮をかぶったまともに遊べるルールなので一回遊んでみていただけると幸いです。

最後に、オギノ制作者であるぼくの友達の友達のオギノくんに最高の感謝を述べて、この記事を終わりにしたいと思います。